早いもので今年の二月にエストレヤを買ってから5000km程度走ったので、偉そうなインプレ記事でも書いてみようと思う。
初めに
まず初めに言いたいことがある。エストレアじゃないから、エストレヤだから。ネットの記事見ても、バイク屋いっても間違えてる。発音的にはエストレアの方が正しいんだろうけど、このバイクの名前はエストレヤだ。
そんなエストレヤはkawasakiが1992年に発売開始したロングセラーモデルで、シート、ブレーキ、燃料供給方式、メーターなど細かな違いで、エストレヤ、エストレヤカスタム、エストレヤRS、エストレヤRSカスタム、エストレヤ(FI)のモデルが存在している。自分が乗っているのは前後が別れていないシートに、前後ディスクブレーキ、スピードメーターのみのキャブ車、エストレヤRSだ。
特徴
エストレヤの特徴と言えば大きくわけてふたつ。クラシックな見た目とエンジンだ。
まず見た目。もう最高にいい。このバイクは見た目でえらんだ。唯一満足いってないのは二眼メーターじゃないことくらい。純正のキャブトンマフラーはいかしてるし、タンクとシートの形も絶妙だ。信号待ちの時はタンクをさすってニヤニヤしているくらいだ。フロントフェンダーを始め基本的に金属パーツを使ってるので高級感がある。ただその分同クラスの車種に比べると若干重いような気がする。
次にエンジン。エンジンも見た目がかっこいい。今どき珍しいバーチカル(直立)エンジンでクランクケースの3角が美しい。性能的にはロングストロークのSOHCエンジンということで、馬力よりトルク型のエンジンだ。馬力とトルク、ロングストロークとショートストロークの話をすると長くなるので割愛するが、エストレヤのエンジン特性はあまりエンジンを回さなくても力が出るタイプだ。そもそもそんな高回転まで回らないしね。また250cc単気筒ということで燃費もよく35km/L程度は出る。さらに空冷単気筒SOHCとかなりシンプルな作りなので整備性も高い。ただ絶対的な馬力はなく、最高速はのびない。
良い点
良い点を箇条書きで上げていく。
- 見た目がいい
- エンジンがかっこいい
- 燃費がいい(35km/Lほど)
- エンジンの気持ちいい回転数が法定速度
- 250なので車検がない
- 足つき良好(170cmの自分で足はベタベタ)
- タンクがデカい(1回の給油で400km以上走れる)
この中で特筆すべきはエンジンの気持ちいい回転数が法定速度ということだ。それぞれのバイクには気持ちいい回転数がある。例えばスポーツタイプのバイクは回してなんぼだろうし、アメリカンバイクはあまり回さず振動を楽しむ。そしてこのエストレヤは下道で通常出すだろう50km/h~法定速度プラスアルファ程度の回転数が非常に気持ちいい。軽いエンジンの鼓動を感じながらゆったりと走ることができる。大型バイクなんかだと気持ちよく回すとあっという間に警察のお世話になるが、その点エストレヤなら公道でも気持ちよく走れる。
悪い点
次に悪い点
- 馬力ない
- 高速が辛い
- タコメーターがない(自分のモデルの場合)
- 当然だが冬の始動性がFI車に比べたら悪い
- バンク角がない
この中でも辛いのは馬力がないところ。高速が辛いとも被るが、80km/h程度まではスムーズに加速してくれるがそっから先の加速がたるい。もちろん100km/h以上は出るので流れに乗る分にはいけなくはないが、余力がないので追い越しは気を使わなければならないし、エンジンが頑張ってる感がでて、連続走行しようと思えない。
まとめ
高速道路を頻繁に使ったり、とにかく速いバイクが良いといった方ではなければ、万人におすすめできる扱いやすいバイクだと思う。中古相場も安定してるし、パーツも多い車両なので最初の1台にどうだろうか?
余計なお世話
こんな記事を読むなんてきっとあなたはバイク選びに悩んでるだろうが、車検のあるなしとか税金が安いだとかそんなん考えずに、自分の気にいったバイクのればいいと思うよ。趣味くらい自分の好きなようにしようよ。
おまけ
買ってからカスタムした点は
- スワローハンドルに交換
- グリップ交換
- バーエンド交換
- ミラー交換
の4つのみである。
写真のように一時期ビキニカウルをつけていたがブレーキホースと干渉して気に食わなかったので直ぐにはずした。
またこの子は前のオーナーがそれなりに弄っていたらしく、ヘッドライトがLEDに変更、リヤキャリアがついている。
自分は所謂カフェレーサースタイルが好きなので、バックステップの取り付けを早く行いたい。
梅雨であまりバイクに乗れず、うんざりだ。夏が待ち遠しい。
それでは。
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